NPOってなんかあやしいんだけど…

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NPOって名前がテレビなどのニュースに流れる時って、何か悪いことした時ですよね。ほんとこんなニュースを観るたびに、憤りとため息が出てきます。大半のNPOはよりよい社会づくりのため、営利を目的としない活動をまじめに行なっていますし、少ない予算の中でぎりぎりの活動を続けています。職員は自腹持ち出しもしばしばで、給与も低いというのが一般的です。

私たちが法人の中でもNPOを選んだ理由。それは「孤独の子育て、しんどい子育てをしている母親をなくす」という明確なミッション(社会的使命)があったからです。NPO法人は利益を上げることを目的に活動する法人ではありません。NPOは利潤を追求することではなく、それぞれの組織が掲げるミッションを達成するために活動します。社会的使命を達成するための法人。だからその設立のハードルはとても低く、設立費用はほとんどかかりません。それに加えて設立後も申請して、収益事業を行なっていない(=法律上定められた特定非営利活動を行なっている)と認められたら、法人税もかかりません。NPO法人は主婦でも経ちあげられる法人だったのです。

「NPOって非営利組織でしょ」「お金儲けしちゃいけないんでしょ」 実際よく聞く言葉です。NPO法人は特定非営利活動法人の略。〝非営利〟と銘打っているんだから、お金儲けはNGって感じですよね。でもNPOやボランティアが無償で働かなければならなかったら、経済的に余裕がある人、つまりお金持ちしかボランティアはできないことになってしまいますよね(^_^;)

日本でボランティアと言うと対価ゼロという考え方が一般的です。例えば今、大阪府の最低賃金は838円ですが、それよりも安価で労働する。その差額分が〝ボランティア〟だと考えるのはどうでしょうか? 正当な賃金よりも安価で活動すること、相手に対して水準よりも安くサービスを提供することがボランティアだとすると、解釈の幅も活動の幅も広がりそうです。

同じ法人でも、企業とNPOの違いはなんなのでしょうか? 簡単にいえば、企業の使命は収益を上げることですよね。そしてNPOの最大の使命は「ミッション達成」となります。ミッション達成のためには活動資金が要ります。そのためにミッションや趣旨に賛同していただき、会員となって出資していただくほかに、事業で収益をあげていきます。そして利益は出資者に配分したり、役員が賞与などという形で受け取ることはせずに、次の活動資金にまわします。ここが企業とNPO法人と大きく違うところなのです。

正当な賃金よりもボランティアで安く働き、安くサービスを提供する。そして上がった収益は、次の活動資金として、ミッション達成のために活動の幅を広げたり、サービスを向上していくために使う。これがNPO法人の仕組みであり、働き方なのです。私たちはえーるを設立することでその働き方を選択したのです。

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